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本照寺だより 抜粋

大切な人を失ったあなたへ

大切な人を失ったあなたへ

わかれ

■「親を亡くすと過去を失い、配偶者を亡くすと現在を失い、わが子を亡くすと未来を失う」と言われています。

最愛の人を亡くした悲しみは 計り知れません 別れの衝撃に 一時は何も感じなくなり その後に本当の悲しみに襲われます 何も手につかない 人に会いたくない 言い知れぬ寂しさと孤独感 時として怒りの感情や自責の念にかられることもあるでしょう しかし それは人として自然なことなのです

かなしみ

■亡き人の幻を見たり、思わずその人の声が聞こえてくることがあります。

楽しかったこと つらかったこと 亡き人と過ごした数々の思い出が走馬燈のようによみがえってきます 人目もかまわず涙することがあります 人知れず涙が頬を伝うこともあります 涙も出ない悲しみもあります聞いてもらいたいのに 言葉にならない悲しみがあります たとえどんなに言葉を尽くしても 伝えきれない悲しみもあります 悲しみの表情はさまざまです

きづき

■それぞれの人生に意味があるように、それぞれの死にも意味があります。

苦しみを通さないと見えてこないものがあります 悲しみを通さないと気付けないことがあります 死を通して 初めて見えてくるものがあります 大切な人の死は あなたにとって どんな意味があるのでしょうか大切な人の死は あなたに何を教えてくれるのでしょうか 大切な人の死から あなたは何を学ぶのでしょうか

いやし

■近親を亡くした方々への調査によると、悲しみの表現は癒しを早め悲しみの我慢は癒しを遅くする、との報告があります

悲しみを越えるためには そう 悲しむこと また事実を受け止めることそして涙が 必要なのです